
畳の部屋を長年使っていると、「家具の重さで畳に凹みができていた」「畳がたわんで歩きにくい」などの状況に戸惑うこともあるでしょう。なかには、畳の凹みを直す方法を知らずに、畳を新調する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、畳が凹むおもな原因、簡単に試せる凹みの直し方を紹介します。畳の凹み対策についても併せて説明しますので、畳の劣化が気になっている方はぜひご一読ください。
目次
畳が凹むおもな原因
畳が凹んでいる場合、具体的にどのような原因が考えられるのでしょうか。まずは畳が凹む原因として、よくある例を解説します。
家具の重みで潰れてしまっている
畳はフローリングと比べて上方向からの圧力に弱く、凹みが残りやすいものです。本棚やタンス、テレビ台、ソファ、ベッドなどの重い家具を畳に置くと、畳が重さに耐えられず表面が凹んでしまいます。
特にピアノやテーブルのような脚があるものには注意が必要です。脚部分に重さが集中してしまうため、余計に跡がつきやすくなります。基本的には、重量のある家具を長期間置きっぱなしにするのは控えたほうがよいでしょう。
畳そのものが経年劣化している
畳を大切に使っていたとしても、年数を経るにつれて日焼けで色が変わっていき、表面のささくれが徐々に目立つようになります。畳の土台である畳床が傷んで、上を歩いたときにぐにゃりと凹んだり、ふわふわした感触が気になるようになったりしたら交換のタイミングです。
畳床の寿命は、一般的に10~20年程度といわれています。平均的な寿命を超えて使用している場合は、畳の状態を見ながら新調を検討してみるとよいでしょう。
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床下に異常がある
畳の凹みが気になったら、床下の状態も確認してみましょう。床下の木材が腐っていたり、木材がシロアリに浸食されていたりする場合もあります。これらの原因により床下の木材が上部分の床を支えられなくなり、畳が凹んでしまうのです。
床下の改修となると大がかりな作業となるため、畳を交換するだけでは問題を解決できません。畳や床下の状態が気になるようであれば、状態がさらに悪くなる前に業者に連絡することをおすすめします。
【畳の凹みの直し方】簡単にできる応急処置を紹介

すでに畳の凹みが目立っている場合でも、諦める必要はありません。ここでは、誰でも簡単に試せる応急処置を紹介します。
凹んだ畳の直し方
用意するのは、濡れタオル・アイロン・ドライヤーの3つです。以下の流れで畳の凹みを修復します。
1.れタオルをよく絞り、畳の凹んだ部分に置く
2.アイロンを濡れタオルの上からあてる ※高温になりすぎないよう気を付ける
3.凹みが消えたらドライヤーで畳を乾燥させ、部屋をよく換気する
高温設定のままアイロンを長時間当て続けると、畳が焦げてしまい変色につながる恐れがあります。上記の応急処置を試す際には、十分に気を付けて作業を行ないましょう。
上記方法で畳の凹みを直す理由
畳の凹みが上記のやり方で直る理由は、畳の素材として使われているイ草の繊維が、水分と熱を加えることで膨張する性質を利用しているからです。軽い凹みであれば、身近にある道具を使うことにより、容易に凹みを修復することができます。
ただし今回ご紹介した応急処置が使えるのは、天然のイ草を使用した畳表に限ります。樹脂製や木材チップでできた畳には使えないため気を付けましょう。
また、凹みがあまりに大きい場合にも、上記の方法で修復できないこともあります。どうしても直らない場合は、畳の専門店に相談するのも良い方法です。
畳の凹みを防止する方法5選

畳の凹みは自力でも上記の方法で対処できますが、なるべく新たな傷を作らず、きれいな状態のまま使い続けたいものです。しかし、「畳に重い家具を置かないほうが良い」とわかっていても、お部屋のレイアウトやスペースの都合上、どうしても置きたくなる場合もあるでしょう。
ここでは、畳への直接的な圧を減らす、凹み防止の具体的な方法を5つ紹介します。
1.座卓敷きを使う
畳の凹み対策をするなら、家具の脚の下に畳状の小さな敷物(座卓敷き)を挟むのがおすすめです。座卓敷きを脚の下に敷くことで畳にかかる力が分散され、凹みが残りにくくなります。
座卓敷きには正方形のものや円形のものがあり、色のバリエーションも豊富です。イ草が使われている座卓敷きであれば和室の雰囲気によくなじみ、違和感なく使用できるでしょう。
2.カーペットやラグを敷く
畳の上にカーペットやラグを敷いてから家具を置くことで、家具による凹みを軽減できます。ソファやタンスなど、設置面が広い家具を置く際には、カーペットやラグを活用してみましょう。
ただし、畳の上にカーペットやラグを敷くと通気性が悪くなり、隙間に湿気が溜まってカビやダニが発生しやすくなります。そのため、なるべく定期的に敷物をめくり、風を通して湿気を逃がしましょう。
また、家具の下に敷くカーペットやラグは、通気性が良いものを選ぶのが基本です。カーペットを敷く際のカビ・ダニ対策については、以下の記事で詳しく説明しています。
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畳の上にカーペットを敷くのはあり?カビ・ダニの繁殖を抑える7つの方法
3.マットを敷く
畳の凹み対策として、家具の下にマットを敷くのも効果的です。クッション性のあるコルクマットは和室にもなじみやすく、防音性や断熱性などの効果も期待できます。
コルクマット以外にも、椅子の下に敷くチェアマット、組み合わせ自由なジョイントマットなど、さまざまな選択肢があります。
なお、畳にマットを敷く際には、畳との間に湿気が溜まらないよう気を付けましょう。通気性を確保できるよう、畳全体をマットで覆わず、家具と畳の設置面のみに使用するのも一つの方法です。
4.凹み防止グッズを購入する
和室に家具を設置する前に、市販の凹み防止グッズを用意しておくのもよいでしょう。100円ショップやホームセンターでは、耐震ゴムやコルクコースターなど、畳の凹み防止に役立つグッズを購入できます。ほかの方法と比べると安価で入手しやすく、気軽に試せるのがメリットです。コルクコースターの厚みが足りない場合は、2枚重ねて使用するのがおすすめです。
5.自宅にある布や板などを活用する
カーペットやマット、凹み防止グッズなど、畳と家具の間に敷くものがないときには、自宅にあるものを活用して対処します。布やカーペットの切れ端、板などを敷いて、畳にかかる圧力を分散させましょう。
ただし、背の高い家具や重たい家具を設置する際は、地震によって家具が転倒しないよう、間に挟む素材の選定には十分に注意が必要です。
畳の凹みが直らないときは専門店に相談しよう

畳の凹みが直らないときや、ほかにも劣化が見られる場合は、和室の専門店に相談して畳を張り替えてもらうほうがよいでしょう。専門店に相談すれば、畳の凹みやそのほかの劣化について詳しくチェックしたうえで適した張り替え方法を提案してもらえます。
畳の相談をするなら、無料見積もりに対応している専門店に依頼するのがおすすめです。とりまつ畳でも無料見積もりを行なっておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
畳に重さのある家具をいくつも置いていると、畳の寿命が平均よりも短くなってしまいます。もし畳に重い家具を置きたい場合は、座卓敷きやカーペット、凹み防止グッズなどを上手に活用しましょう。
畳の上に重いものを置いていないとしても、畳そのものの経年劣化や床下の異常で、畳が凹んでしまうことがあります。今回紹介した応急処置で畳の凹みが直らない場合は、畳の専門店であるとりまつ畳にご相談ください。
とりまつ畳なら、出張見積もり・家具の移動も無料で対応できます。畳の張り替えを考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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