畳を何年も使い続けていると、日焼けで変色したり踏み心地が悪くなったりします。畳の劣化が気になってきたら、状態がひどくなる前に、定期的な張り替えを行ないましょう。
畳の張り替えといえば、畳を丸ごと交換するイメージがあるかもしれません。しかし、劣化の程度によっては、表替えや裏返しという方法で対応できる可能性があります。
本記事では畳の表替えについて、費用相場や交換時期、注意したいポイントなどを解説します。
畳の表替えとは?裏返し・新調との違い
畳の張り替えが必要となったときには、以下の3つの方法から最適なものを選びます。
●裏返し:畳表(表面のゴザ部分)を裏返して張り直す方法
●表替え:畳表と畳縁(長辺に付けられた布部分)を新しくする方法
●新調:畳床(畳の芯となる本体部分)も含め、畳全体を新しくする方法
畳表の日焼け、擦り切れが気になる場合は、最初に裏返しを行ないます。畳表をひっくり返して使うので、他の方法と比べると作業が簡単で費用も安いです。
畳の裏返しについては、下記の記事も参考にしてください。
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裏返しをすでにしている場合や、畳表の裏面が傷んでいる場合には、裏返しではなく表替えで対応します。畳床はそのまま同じものを使用しますが、畳表と畳縁が新しくなるため、見た目の印象が大きく変わるでしょう。
なお、裏返しや表替えで対応できないほど劣化が進んでいる場合は、畳全体の交換(新調)が必要となります。
畳の表替えにかかる費用相場
畳の表替えに必要な費用相場は、1畳あたり5,000円~2万円程度が目安です。畳表と畳縁の素材、デザイン、色、生産地によっても費用相場は変わってくるので、十分に比較検討を行ないましょう。
和室全体の畳を交換するといくらになるのか、どのような商品があるのか、気になることがあれば一度専門店に相談してみるのがおすすめです。「できるだけ予算を抑えたい」「品質重視で選びたい」「おしゃれな模様の畳を教えてほしい」など、希望の条件を伝えてみましょう。
とりまつ畳では出張見積もりを無料で実施中ですので、費用負担が気になっている方は、ぜひお気軽にお声がけください。和室のプロフェッショナルに現状を確認してもらいながら、予算の範囲で商品をお選びいただけます。
畳の表替えはいつ頃行なうべき?
畳の表替えを行なうタイミングは、新しい畳を使い始めてから5~10年、または裏返しをしてから3~5年ほどが目安です。ただし、畳の品質によっても劣化のスピードは異なります。
基本的には、イ草が密集しているもののほうが長持ちしやすいです。金額が高めの高級品ほど、イ草がしっかりと密集しているため、擦れによる劣化が少なくなります。畳替えの頻度を減らして長く使い続けたい方は、あえて品質の良い畳表を選ぶのも一つの選択肢です。
もちろん畳の品質だけでなく、普段の使い方やお手入れの方法によっても表替えのタイミングは変わってきます。使用年数だけで判断するのではなく、色や手触り、凹み方など実際の状態をしっかりと確認しましょう。
畳の表替えをする際に注意したいポイント
畳の表替えをする際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
畳床の劣化にも注意する
表替えでは畳表と畳縁を交換しますが、畳床はそのまま使い続けます。見た目は新しくなるものの、畳床の劣化による症状(踏み心地の悪さ、凹みなど)は改善しない点に注意が必要です。
畳床の劣化が進んでいる場合は、畳の新調も検討してみましょう。畳の表面だけを見るのではなく、畳床も含めて状態を確認することが大切です。
表替えできるか適切に判断する
畳の新調よりは、表替えのほうが費用を安く抑えられます。しかし、そもそも表替えで対処できる状態なのか、正しく判断できないケースも多々あるでしょう。無理に表替えを行なったとしても、「見た目はキレイなのに踏み心地が悪すぎる」「表替えをしたものの、すぐに新調した」というパターンも少なくありません。
表替えと新調のどちらにすべきか迷ったときには、実績のあるプロに相談してみるのがおすすめです。畳の専門店に依頼すれば、見た目だけでは判断できない部分までチェックしてもらえるでしょう。
まとめ
自宅の畳が古くなってきたときには、丸ごと張り替える前に表替えについても検討してみてください。畳の劣化具合を自分で判断できないときには、畳の専門店に相談するとよいでしょう。
とりまつ畳では、高品質・低価格の商品を多数ご用意しております。お手頃価格の畳表から最高級の畳表までさまざまなランクがあるので、予算に合わせて選びたい方でも安心です。
とりまつ畳で取り扱っている畳は、最安値の商品であっても一定の品質基準をクリアしております。ラインナップの詳細が気になる方は、電話やメールでぜひお気軽にお問い合わせください。